2004年1月14日の日記

01 January, 2004

メールの質問にこういうところで答えるのは変かもしれない。
しかし、本来は個人的に答える義務はないと判断したことだし、共通項を皆さんに役に立てていただければという感じで書くことなので、等しく読むチャンスのあるこの日誌で、気楽に書いてみようと思う。
公式声明ではなく、あくまでも私の考え…。

まあ、通信講座のチャットでいつも愚痴とか憤慨とか気紛れとか書き殴って「センセイ…マアマア……(^^;) 」と言われていることの一部とでも言おうか…(^^ゞ

先日来たメールに、こういうのがあった。(要約)
1、2月4日の節明け前後に生まれた人は、前年と後年といったいどっちの本命星で見ればいいのか?
2、本命星の判断法が違うということは、本命殺を使うと死んでしまうので、鑑定者は殺人を犯しているのではないか?自分は流派によって前年で判断されたり、次年で判断されたりして殺されかけ、運がとても悪くなってしまった。
3、昔の人は母子手帳も戸籍もなく誕生時間を知っている人はいなかった筈だが、それでも運命鑑定はあった筈ので、鑑定の材料に時間を入れるのはおかしいのではないか?
4、時間を鑑定の材料に入れる流派はどこですか?

う〜む…鑑定で殺すの殺されるのという言葉を多用してるあたり…このかた、たぶんこのサイトの内容をあまり読んでないと思いますが…。
だって私は「本命殺に行くと死ぬ」なんて、一度も言ったことはありません。
従来の気学の方位現象=○○方位に行くと○年以内に死ぬ、なんて脅しを否定するのにかかってるほうです。その一つの表現が風水暦の点数表なんですが。。。

本命殺は貧病争のうち、病=健康面に比重がかかってるとは言いましたが…それ以前にですね…なんで方位の鑑定ぐらいで、人の運命がそう簡単に左右され、死んでしまったりするのでしょうか?

全く左右されないとは言いませんが、間違った知識にしか縁がない時は運気がパッとせず、運気が変わってくる時期に正しい知識に縁ができるという仮説が成り立つのではないか?とは言ってます。


質問の答え。
1、前年と翌年…人にはタイプがあります。早熟な人は翌年の影響を多く受け、オクテの人はまだ前年の影響を受けることが多いです。プロは当人の性格と運勢を見て、どっちの本命星を当てるのが妥当か判断することが多いです。だから、デジタルに誕生時間でしか判断できないのはプロとは言いません。
ちなみに、誕生時間が分からない場合は、運勢と性格と体格や顔を見て誕生時間を推理しますよ。高等技術でかなりの手間がかかるので、全てのプロが誰でも見てくれるとは限りませんが。
どちらかわからないギリギリの時間の場合は、私は前年の生まれを取ります。東洋運命学には生まれた時期と同様に、胎年…つまり胎内に宿った時期を重視する考え方が根強くあります。

2、方位の鑑定ぐらいで殺人が犯せたら、ある意味すごいかも…。本命殺に移転した人は無数にいますが、なんで全員が○年以内に死んでいないのでしょう?これを責任転嫁と言うのでは…?
運が悪いかどうか、また方位どおりに運が悪くなったかどうかは…この人を直接知らないのでナンとも言えません。

3、「生年月日時」は必須条件です。
東洋占に使うのは四柱八字、つまり生まれた「年月日時」の四つの柱の、それぞれ干支=合計八字です。生まれた時間が曖昧でも、一日のうち、寅の刻か午の刻か分かれば良いのです。
昔の偉人の誕生秘話などに「○○氏は甲辰年……壬子の刻に誕生した」などとあります。一般庶民でも、自分の生まれた時間は十二支で知っていることが多いものです。立派に誕生時間の情報はあります。その十二支が変わり目だったら、その時代のその地域の時間の使われ方を調べ、現代の地球の自転による情報を加えて修正すればいいことです。

4、全ての流派が入れるのでは…入れるべきです。
誕生時間が分からない時にどうするか?の方が問題です。時間を全く考慮しないところを信用できるほうが不思議です。
流派というのは私はほとんど知らないので、答えられません。誰がどういう本を出しているか、何と言う団体がどういう運命学教室をやっているかぐらいなら、有名なところは知ってますが、全部は知りません。また知る必要もないと思います。
運命学は基本的には一人一派ですし、社会的に認められた資格ではありません。皆さんは自分の目でこの占い者が信じられるかどうか決め、その占い者と一対一の関係を作っていくしかありません。占い者対不特定多数ではありません。運命学はあくまでも個人です。ですから、本命○○の人は…とおおまかに括ってしまえることが不思議でたまりません。自分が納得のいく人のアドバイスを参考にして、自分の運命は自分で作っていくしかないのです。

運命がどういう要素から構成されるかについて、私なりの分析を試みていますので、ビギナーズコーナーぐらいは読んで下さいね。以上…

tao

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