2001年12月19日の日記

11 January, 2001

このところバタバタしていたので、なんだか少し気が抜けて今日はかなり寝坊。
いいお天気なので、窓際のタイピングテーブルで古いゲートウェイノートを開いてみる。
私の恩人と言っていいようなこのマシンも、Gateway2000が日本Gateweyになった頃から会社の雲行きが怪しくなり、ついに日本撤退となって、このマシンは貴重な遺物となってしまった。このノートブックは、もの凄い量の仕事とたび重なる再インストールを繰り返しながらいまだに健在。元気で長生きしてね。

昨日気紛れで買ったシクラメンがきれい。「ピアス」という、白からピンクにだんだんと色が変わってゆくタイプ。仏前用にはアイリス。昔から青紫の花が一番好きだ。この前も、ネットで桔梗によく似た柄の水着を見かけたので、ハワイから取り寄せ。ちょっとハイレグかな……?

久しぶりにエリック・クラプトンなんか探し出してかけてみる。好きなアルバムは「From The Cradle」だけど、やっぱり「Unplugged」には心がなごむ。このアルバムが出て以来、なんでもかんでもアンプラグド流行りで、ギターの弦にアンプラグドという商品名がついてたので、呆れるやら可笑しいやら。ヒーリングブームはひょっとしてこのあたりから始まったのかも。

今作っている製品に「アンプラグド・○○○…」ってつけたら、果たして何人が笑ってくれるかしらん。最高にアンプラグドな一品であることは間違いないけどね。…でもじつは、商品名はもうバッチリ決定している。後は、材料の一部が工場の仕様の問題でまだ未決。結論が出るのは年明けかな?

ネットの仕事をしていると、逆にアナログ志向になるのかしらん。どう見ても生産的とはいえない武道の世界にどっぷり舞い戻ってしまったり、ハーモニカ分解してリードを磨いて音階を変えたり…。でも製品効能のテストにはやはり「何とかメーター」を持ち出してしまうあたりが、電器屋の娘の病気といえば病気。物心ついた頃からテスターや真空管やニクロム線が家の中にゴロゴロしてちゃあねえ。

身の回りに置いておくものって、自然の呼吸してるものがいいな。アコーステイック楽器、花、緑、水槽の魚…。このマンションに越して来る時に、熱帯魚を全部弟に上げてしまったので、ちょっと部屋の中が淋しい。またスマトラ(熱帯魚)かマーティンのギターでも買おうかしらん。
前持ってたマーティンは、少し中途半端なレベルだったので売ってしまった。でも良い楽器って、傍に置いとくだけでも何故だか気持ちが豊かになる。(ギターは弾くじゃなくて、いたずらするレベルだけど)

クラプトンの「Layla」、エレキバージョンとアコースティックバージョンと聴き比べてみよう。この曲、70年代の物真似コンテストで素晴らしい演奏する人が続々登場してきて、世界中のロックギタリストのレベルをずいぶん引き上げたんじゃないかな。
どんなに科学が発達しても、やっぱり人間はアンプラグドだもんね。ロックミュージックの精神って、「自由、開放、反体制」なんていうけど、自分の納得のいくようにしたら、何でもそうなっちゃうよね。幾つになっても同じ。

tao

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