1999年11月25日の日記

11 May, 1999

伸び伸びになっていた「風水暦・2000」もやっと公開の運びになり、一段落。
そこで少し時間を作ってWEB上を見渡したら、前から気にかかっていたことを思い出す。それは、他の風水のサイトに関することだ。

これは非商用サイトにチラホラ見かけるのだが、筆者が手がけた本のパクリが非常に目につく。
甚だしいのは、一冊の本をまるごとパクって、それだけでホームページを開設している。
なにしろ筆者は、当の本の資料集めから原稿テープ起し、校正一切を手がけた人間なので、すぐに分からなかったら、どうかしている。

一生懸命デザインや色を変えて、更新した(フリをしている)ようだが、こういうのは如何なものか。訴えたらグウの音も出ないと思うのだが。

ただ、こういう時代なので、インターネット上に活路を見出そうという芽を摘むのも酷かという気もするが、どうみてもあんまり感心したことではない。ここまで完璧にパクっておいて、著者に一言の断りもないというのはどういうことだろうか。

先日この本の著者本人が、風水関連のインターネットHPを見たいというので出してあげたら、あまりのことに驚いていたぞ。
幸い忘れっぽい人なので、私が言い出さない限りは大事ないだろうが、今のうちに忠告しておく。

ここまで完璧なパクリだったら、いっそのこと筆者に言ってくれれば、この本の内容が一冊全部入ったフロッピーディスク持ってるのに。持ってるからといって、筆者は人のものなんか使いたくないけどね。

内容のテーマにヒントを得ることはあっても、HPは隅から隅まで一行残らず自分の言葉で書き下ろしだ。だからこそトップページに、大々的に断り書きを出している。「このサイトの内容の著作権は全て作者に帰属します」と。

ところが、風水のサイト以外からも、この著者のパクリを発見。
「F助・第○○号」と題したHPで、このサイトの「ビジネスに生かす風水学・応対術篇」の一部と似た内容のものを発見したらそれだ。
目の霊力がどうとかこうとか、三木首相がどうしたとかね。この本を作った筆者自身が、このテーマにヒントを貰っただけで完全に切り口を変えてまた書き下ろしているのに対し、この「F助」は一言一句残らずそのまま使っている。「求財法・奥伝」のことですよ、あなた。

完全に著作権侵害だ。このサイトは、いろんな分野からけっこう内容の濃い情報を集めているようだが、すべてこの調子なんだろうな。
インターネットって、こんなHPがどれだけあるんだろうか。作ってもいいから、情報源ぐらい書けよ。別に怒らないから。

tao

« Prev item - Next item »
-------------------

Comments


No comments yet. You can be the first!

Leave comment

このアイテムは閲覧専用です。