日常のひとコマ

15 June, 2009

このところ、しごく快調。
快調の理由は、何のことはない、早寝早起きをしているからなのだが、これは私にとってはけっこう珍しいことだ。
仕事はいつも忙しいのだが、その忙しさにも種類があって、荷物を背負って追っかけられてるような時はアップアップ気味なのだが、自分で新しい企画を実現しようとやる気満々の時は、とっても楽しい忙しさ。

このところ、前者の忙しさから後者の忙しさに移行しつつあるので、それはすごく目出度いことだ。しかし、早寝早起きの直接的な原因は、来月が杖道の都大会のため、道場の稽古をコンスタントにしなければならなくなり、稽古に行っては疲れて、早くぐっすり寝てしまうため。

ついでに、このところ体がなまってすっかり太ってしまったので、体を絞るべく、道場のない日にはスポーツクラブに行ってトレーニングをしているので、なおさら生活のリズムが作りやすくなった。

自営だと、つい仕事がノッて来ると徹夜しがちなのだが、あんまり徹夜が続くと、かえって生活リズムが狂ってしまい、トータルでは結局、仕事は滞ってしまう。しかし、少しクリエィティブなことをしようとすると、ノッている時にイッキにトバすのも必要なので、この辺は、なかなか兼ね合いが難しいところ。

こうして生活リズムのことを考えていると、前は稽古やジムのトレーニングも、ひょっとしてやり過ぎだったのではないか?という気がしてきた。
一日みっちり仕事やスポーツをすると、次の日は疲れが出てダラダラしてしまうので、結局はマイナスになってしまう。

気づくのが遅すぎ…?
それとも、体力ついたのかなあ…


私の心身の状態は、稽古の時の気合で如実に分かる。
スッキリと突き抜けるような気合が出ている時には、体も無駄な力みがなくよく動くが、体でも気持ちでも、どこかが滞っていると、気合が濁る。

館長もおトシのせいか、体調の芳しくない時にはあんまり稽古に降りて来なくなったが、二階で階下の気合を聞いているだけで、稽古がどの程度の出来か分かるらしく、稽古後に、まるでその場にいたかのような批評を貰って、こちらは痛し痒し…

地方の古株門人や、連盟のお偉方の来館の際にはやはり、道場の二階から階下の気合を聞いているだけで、どの程度の稽古をしているのかが、如実に分かるみたいだ。

こちらは、そんなこと気にしていると、気合なんかまともに出ないので、人が聞いているかいないかは別の世界の話なのだが、やはり音声の突き抜け具合というのは、自分の心と体の状態に忠実なようだ。


てなわけで、今日も早起きしたので、朝のうちに細かい集中力の必要な仕事をこなし、午後からスポーツクラブに行き、夜になってからDVDを焼いたり、こうして日誌を書くような気楽なことをしてみる。

たぶん、午前中に講座や鑑定などの、ミスの許されない仕事をしてから、午後は道場やスポーツクラブで汗を流し、夜はワイングラスなど傾けながら、映画を見たり本を読んだり、気楽かつクリエイティブな仕事の下地を作るのが良いのだろう。

この場合のポイントは、朝起きた時に疲れを残さないよう、運動をやりすぎないことのような気がしてきた…今までたぶん、やり過ぎだったんだよね。。。


気分がいいので、予定通りに午後早い時間までに一仕事終え、スポーツクラブから帰った足で、買い物に行く。
いつもなのだが、ウォークマンでお気に入りの曲を聴きながらスーパーへ行くので、傍目にはかなりヘンなオバサンだろう…

外出時にはほとんどヘッドホンで音楽を聴きながら移動しているので、メリットもある。途中でお店に入って、気になるものを吟味していると、店員が売り込みに寄ってこようとしても、ヘッドホンをしているのを見ると、一瞬で諦めてしまう。訊きたいことがある時だけ、こちらから訊けばいい。

デメリットは、知り合いが見かけて声をかけようと思っても、聞こえないこと。みんな仕方なく、急いで走ってきては肩を叩く。


と、いう訳で、もうこのところ、やたらに気分がいいのだが…
これは、ウォークマンにお気に入りの曲と動画を全部転送できたので、常にそれを聞きながら移動できるせい。
CDの取り込みは当たり前に出来るが、動画はちょっと研究が必要。youtubeの動画を落として、ウォークマンで見れるように変換し、それを転送する。なんだか、こんなちっぽけなことが出来た程度で、やれば何でも出来そうな気分になってしまい、やたらに機嫌がいいのがワタシなのです。。。

ウォークマンは初めて使う。ずっとiPODを愛用していたのだが、去年、新型のiPOD nanoを買って調子良く使っていたところ、スポクラの行き来に着ていたジャージのポケットに入れたまま洗濯してしまった…。買って十日余りのことです…
あまりに軽すぎて、ポケットに入れていたのを完全に忘れてしまったのだ。まるっきり洗いあがってから気づいたので、もう絶望…。
iPOD nanoは、けなげなことに、完全に壊れはしなかったが、液晶がまだらになってしまい、ホイールが利かなくなった。さすがにこれは、保障外でしょう…。ウンもスンも言わないと思っていたのだが、通電するだけ、感心してしまう…。、

諦めて新しいのを買うことにしたのだが、なんだか同じのを買うのもシャクだし、この機種は軽すぎて機械的な存在感が薄い。それと、液晶が大きいぶん、手に持った時のバランスが悪い気がした。一番バランスが良いのは、やはりiPOD miniだったような気がする。それで、何となくなのだが、SonyのウォークマンのSタイプにしてみた。

うーん…もともとSony信者でもアップル信者でもないし、いろいろと微妙なのだが、使ってみてとりあえず、気に入った。

長所1:イコライザーで好みの音質に設定できる。特に、低音とロック音楽が好きな私にとっては、小型機器でこのイコライザのメリットは大きい!
長所2:AMラジオとNHKテレビ2局の音が受信できる。電池の持ちもいいので、これなら非常時にニュースを聞くこともできるではないか!(いっつもアクション・パニック映画のヒロインの積りでいるワタシ…)

短所1:付属のヘッドホンが使いにくい。ガッチリしすぎて重くて硬い上に、クローズ型。純粋に音を楽しむにはいいかもしれないが、これじゃあ、すぐ後ろから車が来てクラクション鳴らしても分からない。それに、こんな硬いものを、私の繊細な(?)耳に押し込む気にならない。即座にiPODのやつを使用することに決めた。(じっさい、浸出性中耳炎気味なので、ヘッドホンはソフトなものしか使えません)
短所2:付属のソフトがちょっと使いにくい…まだよく分からない部分があるけれど、iTunesに慣れてしまってるせいもあるだろう。
短所3:動画の扱いが少し不自然。リピートしようとすると、いったん他の動画を表示してから戻らないと出来ないようだ。自動連続再生も出来ない(?)
この機種の動画はあくまでもおまけと割り切っているし、動画プレイヤーはCOWON A2を愛用しているので、別に不満はないのだが、iPODの動画機能を使ったことがないので比べてみることができない。

序でに、iPODのホイールをなぞる形式に慣れてしまってると、いちいちボタンを押すのはめんどい…ここらへんは、先発組の有利さもあるので、短所なのかどうか分からないのだが、とりあえず、iPODのなぞるホイールはけっこう優秀だなあ…と再確認。

というわけで、いろいろと不満もあるのだが、音質の優秀さとラジオ・テレビ受信機能を取って、迷わずウォークマンに軍配。
でも、あのヘッドホンだけは何とかして欲しいなあ…私にはとても使えないので、余計な出費がかさんでしまう結果に。


スーパーで
というわけで、いつも通りに曲を聴きながら、まず、近くのTSUTAYAにDVDを返却しに行く。昨日借りた旧作8本。一泊で映画を8本見れるか?という問題は置いておくとして、年中こういうことをやっているので、けっこう目立ってるかもしれない。しかもシニア割引対象者なのに、半額の時に一泊で8本とか10本、三日続けて借りるなんて芸当、他にやってる人いるかなあ…?(けっこう恥ずかしい?)
どんな見方をしてるのか?そんなことはどーでもいいのだ…。

次に、隣のスーパーに行く。TSUTAYAとポイントカードが共通なので、すぐに溜まる。ちょうど金額を切り合わせて払っているのに、いちいち「ポイントお使いになりますか?」と訊かれるのはうるさいが、まあいいか...

さて、ごく日常的な買い物なのだが、少し日常と違うことに気づいた。4月25日の日誌「コミュニケーション?」で書いた、同じおねーたんのレジに、たまたま行ってしまった。あの後も、彼女は見かけていたのだが、特に変わったこともなく、普通に業務をこなしていた。

でも、今日はえらく機嫌が悪い。ふっくら型なのだが、何を怒っているのか、フグみたいにプッと膨れている。おまけに目も釣りあがっている…うっかりこのレジに並んでしまったけど、大丈夫だろうか…

(おいおい…、なんか危険なムードだなあ…。ここに居ていいのかしらん…)
と、なんだか逃げ腰になりつつも、順番が近づいてきた。でも、どう見ても、顔が非常に険悪だ…なんか、あったの…?

私の前に並んでいるお客さんは、小さい子供連れの家族。奥さんが子供と一緒に先にレジを出てしまい、ダンナがカートから重そうな籠を持ち上げて、レジの上に置いた。

その時、
「こういう向きに置いて下さい!」
と、レジの彼女からきつい一発が発せられた。
つまりは、レジにカゴを置く時に、次の人が隣にカゴを置けるような向きで置かなければマナー違反です!ということらしいのだが…
ダンナは毎日スーパーに来てはいないだろうし、だいいち、そんなのは、レジの店員がちょっと置き直せばいいことで、お客さんに文句を言うほどのことではないと思うのだが…

ダンナは無表情で「あっ、そうですか…」と、カゴをよっこらしょと置き直して会計を済ませ、私は(うー、コワー…)と思いながら、なるべく当たらず触らず、最低限のやり取りでそつなく会計を済ませた…
やっぱり…こないだの異常なにこやかさは、デフォルトではなかったんですね…無理があり過ぎたもん…

このスーパーには、常に対応のよいしっかりした店員さんも多いのだが、このおねえさんに対しては、私は注意フラグが立ってしまった。でも、見てると面白いけど…(笑)


エレベーターで
そのまま、スーパーの袋を持ってマンションに帰り、エレベーターに乗った。オートロック式なので、鍵が二回必要だ。マンション玄関の鍵を開けて中に入り、エレベーターに乗って3階のボタンを押したら、後ろから書留かなんかの配達の人が、急いで入って来た。小太りの、30台?という感じの男性だ。私のあとから、急いで4階のボタンを押す。
そして彼は、続けて5階のボタンを押した。
つまり、3、4、5と連続して、ボタンが点灯している。

次に彼は「あっ、あっ、間違えちゃった…」と言いながら、4階のボタンを何度も押す。何をしているのか…?

「あ…これ、取り消しできないやつなんですね。なーんだぁ」と私に言うので
「そうですねぇ…。でも普通、取り消しできないんじゃない?」と言ったら

「それが!取り消しできるやつがあるんですよ!」と、嬉しそうに言う。

「えっ?、そんなのあるの?!」
「あるんですよぉー、日立のやつか何かで」

と、やけに嬉しそうに言うので
「へえぇ〜、そんなのあるんだあ…でも…それじゃあ、アクション映画できないじゃん」
と…つい、普段の映画の世界のまんまに言ってしまった私も私なのだが…

「あ、そうですね!困りますね!ぎゃはは!」


おい…受けすぎだよ…
宅配便か、日本ゆうびんかなんかのキミ…
ひょっとして、わざわざ間違ったボタン押して、この会話狙ってた?(笑)私が三階で降りて振り返ってもまだ、やけに嬉しそうだったし…

ひょっとしてネタか?と思い、ぐぐってみたら本当にありました。[Click]

でも…私が思い浮かべたのは、悪者に追っかけられてエレベーターで上の階に逃げた後、すぐにエレベーターが利用できないように、全部のボタンを押すって技なんです。
でも、自分が上の階に行ってしまってから全部のボタンを押しとけば、降りていくまではキャンセルボタン押す人がいないので、この技使えるよね。。。

あー、よかった…
でも、キャンセルできるとなると、何だかちょっとだけ、つまんないな…へっへー(^^ゞ


…なんか、聴いてたよなあ…エレベーターの会話が可笑しかったので、つい音楽がどっかに行ってしまった。
こないだ、映画「ジャッキー・ブラウン」のサントラCDを買ったので、ボビー・ウーマックの「Across 110th street」を繰り返し聴く。切なく胸をかきむしるような、リズミックなハスキーボイスを聴いていると、とてもじっとしていられない。

tao

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