節入りの雨

05 February, 2008

一昨日の日曜は全国的な雪模様で、関東も久々の積雪だったが、昨日4日は立春で、やっと本当の新年を迎えた。
今日は雪も消え、けっこう良いお天気。私のような仕事をしていると、暦と自然現象の相関関係に興味が出てくる。近年の地球温暖化などで、素直に昔どおりの見方ができないのは承知の上だが、やはり二十四節気というのは興味深いものだ。

節入りには雨が降る、という説がある。
私もタイミングよく思い出した時には注意しているのだが、昨日は関東の節入り時間である午後8時半頃に、きちんと(!)雨がぱらついていた。

節入りの雨というのは、こういう柔らかい雨だ。はっきりと傘が必要なほどの雨ではないことも多い。カラカラの晴天なのに何故かパラパラと、一瞬のにわか雨が通り過ぎるという現象があるが、節入りの雨というのは、ああいうタイプの雨であることが多い。

これを、きちんと統計を取ったら面白いだろうと前から思っているのだが、なかなか実行に移せない。
それは、自分が1年に24回の節入りの日と時間を忘れていることが多いし、節入りが真夜中とか早朝だったりすると、その時間にわざわざ外に出て、あまり目につかない程度の降雨を観察するというのも、なかなか難しいからだ。

気象庁の統計を見ればいいかとも思ったが、そこまで詳細なデータは見つからなかった。気象庁の降雨量データというのは、以下の通りだ。

気象官署の場合、
 ・「--」は全く降水現象が無かった場合です。
 ・「0.0」は、降水現象があったが降水量が0.5mmに満たない場合です。
アメダス観測所の場合、
 ・「0」は、全く降水がなかったか、降水量が1mmに満たない場合です。

ということなので、気象官署のデータならば、多少は役に立つかもしれない。1mmというのは、傘が必要なぐらいの結構な降雨量なので、アメダスの観測と節入りの雨とは別に考えたほうがいいだろう。

もう一つの問題は、節入り時刻というのは、時差を考慮しないと意味がないことだ。
日本全国、西から東までは1時間以上の誤差があるので、通り雨タイプだとこれは重要。観測地によって標準時刻から時差を引いたり足したりすればいいのだが、データ収集としては見逃しがちな要素だ。
何とか自分でも、立春、春分、秋分、夏至、冬至ぐらいだけでも注意してみたいと思うのだが、なんか良い方法はないもんですかね。

考えられるのは、いろんなところで宣伝して、各地の節入り時刻を前もって知らせ、その時間のお天気を各地から送ってもらうことぐらいか。しかしみんな、そんなことに興味のある人は少ないので、宣伝しても協力者は少ないだろう。
いっそのこと、データを送るとその人は節入り時刻から24時間(あるいは半月)の運勢と開運方位が分かる、とかいうようなシステムを作ったら、協力者増えるかも(笑)

こんなことを考えていると、どうも自分でプログラムを組まないと、やりたいことが出来ない感じなので、息子にVisual BasicとDelphiとどっちが使いやすいんだ?と尋ねたら、C言語以外は使えねえ!、と言われてしまう始末…(苦笑)
まあ、C言語使いに対して愚問だったかしら…。でもPtolemyの作者だって、VBであんな立派なものを個人で開発しておられるし、前に用事で連絡した時にも、開発作業の一端を教えてもらって、なるほど…と思った。
VBって一種のブラックボックスなので、素人でもやれば出来るはずなんだよね、重いけど。

何やってても、最終的には自分の使うものは自分で作らないとダメな気がしてくる。まあ、自分の使うパソコンぐらいは自分で組めるようにはなったんですが、最近の自作って超カンタン。相性問題もほとんど出ないし、マザーボードが至れり尽くせりですからね。

というわけで、今、更新作業の真っ最中ですが、今日の気になるニュース。


■世界初、「青いバラ」来年発売 サントリーが開発
世界で初めての「青いバラ」が2009年、日本で売り出されることになりました。サントリーが14年がかりで開発したもので、遺伝子(細胞の中にある、命の設計図のようなもの)を組みかえる技術で誕生させました。
バラには、青い色をつくり出す能力がありません。英語の「ブルーローズ」(青いバラ)は「不可能なこと」を意味するほど、難しいことだったのです。
人が遺伝子を組みかえた動植物は、自然界に影響をあたえないよう、法律で規制されています。開発に成功したのは04年ですが、「売り出していい」という政府の許可は、08年1月に取れました。
2008年02月05日付 朝日小学生新聞

■グーグル、ヤフー支援申し出 MSの買収阻止狙う
インターネット検索で世界最大手のグーグルが、米マイクロソフト(MS)から買収提案を受けた同業大手の米ヤフーに対し、買収を阻止するためにあらゆる協力をすると申し出ていたと、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が4日報じた。ヤフーは従業員あての社内メールで「何の結論も出していない」としており、今後の出方は不透明だ。
アサヒコム:2008年02月05日07時57分

tao

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