ずれた母の日

13 May, 2007

今日は母の日……良いことは期待しない、他人からのものは当てにしない、という心構えの為(笑)、前日に連絡なければ来ない、たぶん、仕事で忙しいんだろう、という前提で、ふつーに生活していた。

日曜は原則として、あまり外出はしない。月に一回、HIP HOPダンスサークルの練習会に行くか、武道の大会や年末年始の行事で一日留守にするか、あとは徒歩圏のスポーツクラブに行って、ちょっと汗流す程度。

カーネーション

このところ、足首の捻挫の為、思うように活動できなかったせいもあり、運動不足で寝つきが悪く、昼と夜が逆転…はまりやすいパターンです。
もともと、仕事が乗ると、徹夜で朝まで…は序の口で、朝から昼、昼から午後…と、連続十数時間をPCの前で過ごすことは珍しくない。

普段の体力づくりはこの時の為、とばかりに、体力気力の限界に挑戦する……つもりは全くなく、単純に、ノッている仕事を途中でカットしたくないだけ。

動くのは当然、体力が要るが、動かないで持続する仕事は、また別の体力が要る。陽の体力、陰の体力?
友人の作家にこの仕事の状況を話したら、「まるで拷問のようだ」と笑っていた。作家稼業も似たような形態の仕事なので、お互いに足指体操など工夫しつつ、道場で同情しあう日々(面白くない…)
しかし、動かない不健康生活に没頭する為には、それに見合うだけの、活動的な日々の蓄積が必要だと、つくづく実感する毎日。体を椅子に縛り付けて、そのぶんのエネルギーを脳細胞に運ぶって、すっごく器用な芸当だとは思いませんか…


今日は午前10時に寝て、午後4時に起きた。これじゃあ、ダイエットソフトがまともな計算をしない。バージョンにもよるが、グリコーゲン残量を計算するのに、午前零時以前に就寝する、ってのが、このソフトの前提なんだよねー。
午前10時までは、ちゃんとまともな仕事をしていたのだ。単に時間がずれているだけで、そんなにふしだらな?(笑)生活をしている訳ではないのだが。

実は、昨日まで、第二日曜は母の日なので息子達がやってくるだろうと思い、掃除とお茶の支度ぐらいしておかなくちゃ、と思っていたのだが、起きた時にはまるっきり忘れていた。
息子も最近、IT関連会社を立ち上げ、連れ合いもイザと言う時には会社を手伝う積りで、やはりIT関連企業に入って周辺スキルを磨いている。
なので、日曜もきっちり休めるとは限らない。息子の結婚の時の日誌(2005年5月)に書いた通り、しっかりした家庭背景を感じさせる娘さんなので、私も全く心配していないのだが、やはり起業は大変なのだろうと思う。


5時ごろ、「ピンポーン!」とチャイムが鳴ったのだが、お風呂に入りかけていたところだったので、今日は届け物もないし、どうせ新聞の勧誘だろうと思い、放っておいたら、しばらくしてまた鳴った。
なんかあったっけ?としばらく首をひねり、母の日だったことをふと思い出し、パジャマのまま出てみたら、案の定、息子カップルだった。

花束の届け物だけで早々に帰って行ったのは毎度のことだが、着替えるのに手間取り、不健康な寝起きの顔だったせいか、息子が、ちょっと不審そうにしげしげと顔を見ていた。
そんなにヘンだったかな…でも、心配されるって、なんだか慣れてない…(笑)

心配する立場と心配される立場は、交互に訪れるものだと思うので、どっちかだけで一生過ごせるわけではないと思う。でも、早く心配する立場になり、ギブが多いほうが幸福な人生だと、私は思う。もちろん、ギブの立場に置かれるということではなく、ギブの多い人になる、という意味だが。
私は早く親になったので、苦労も多かったが、自分のことだけ心配する時間は少なくて過ごしてきた。これも、幸福なことだと思う。
息子が、ちょっとでもギブの側になりつつあり、形だけでも花束を届けに来てくれるのは、本当に幸せなことだと思う。

人間、生活環境が変わらないのに、そのままで変わるのはなかなか難しいが、小さなことからでも、きっかけは見出せるのではないだろうか。
母の日の贈り物って、小学校の時には単なる学校行事だったかもしれないが、大人になってからのそれは、またひとしおなものがある。お母さんの居る人はもちろん、居ない人も「母なるもの」という意味で、お世話になった人、好きな人、自分が学ぶべきものを与えてくれる人…何でもいいから、形にして実行してみるというのも、一興ではないだろうか。

照れ臭くても、言葉に出せなくても、そこに花束が置いてある、
それだけでも、けっこう違うもんですよ。。。


お花は残らないので、写真に撮ってみました。
去年のは、小ぶりだけどちょっとセンスを感じさせる淡い色の花々。今年のは思いっきり真っ赤っかです。写真の上のほうに写っているのは、お気に入りのバンビライト。照明器具マニアなのです。
よく見えないけどその左にあるのは、カエルのライト。もっといろいろありますよー。

お花をくれるようになったのは、今の連れ合いと付き合いだしてからのことです。初めての時は、白いカーネーションの鉢植えでした。赤と白の使い分け、知らなかったんですね(笑)
その後は、ワインに添えた一本の赤いカーネーションなど、いろいろ…。ビンとか鉢とか、残せるものは残してありますが、そのうち、ガラクタ行きなのかなぁ。。。

tao

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