頭突きぃ?(2006年7月11日の日記)

07 January, 2006

テニスもW杯も終わり、夜型生活を変えようと、ここのところ早起きしてマス。
なにせ、最近は大会に出場する時は、試合そのものよりも、役員の集合時間に遅れないように、と、そのほうが心配で…。

あんまりサッカー贔屓ではない筆者ですが、フランス人の稽古仲間が多いため、決勝はやはり気になって見てしまいました。でも、「ワールド」と名づけた大会で、フランスとイタリアというヨーロッパ勢同士の決勝って、あんまりインパクトがないんですが。おまけにドイツ大会?

ま、4時から見たと言っても、前夜に疲れて8時に寝てしまった為、朝4時に目が覚めてしまい、それでテレビつけたら生放送に間に合ったという、珍しい状況。普段だったら、4時とか5時に寝ることのほうが多いんですが。

それにしても、ジダンがマセラッツィに頭突きかまして一発退場…
そんで、表彰式にも姿が見えなかったので、よほど落ち込んでるだろうと心配になり、あちこち見てたら…(余計なお世話?)

ジダンはアルジェリア移民二世なので、その点に関して何か人種差別的な暴言を吐かれたせいではないかという憶測が、おおかたの見方です。
それが当たってるかどうかは別として、筆者にはなんか納得できないことだらけ。

現場のビデオ見てると、試合でボール蹴りながら走ってる最中のことではなく、のんびりと話しながら歩いている時の出来事でした。ジダンとマセラッツィが話しながら同じ方向に歩いて行き、ジダンが先に行きかけたところに、マセラッツィが後ろから何か言う。(それも二回繰り返して)
2〜3メートル先に行っていたジダンが、突如として引き返し、マセラッツィに頭突きを見舞う。
→ボール蹴りながら動いている最中のことではないので、勢いではなくよほどのことを言われたのだと思う。場所が近かったので言葉をかわしたが、何か嫌なことを言われそうになったのでジダンが先に行きかけ、後から浴びせられた言葉に我慢ができなくなった図ではないかと思う。フランスも移民に関する政策が微妙なところなので、理由を口にできない、ということでなければいいんですけどね…

サッカーの試合では、相手のことを調べ上げてそこをつつき、心理作戦に出るのも常套手段なそうなので、マセラッツィは確信犯。それにひっかかってしまったジダンにも問題はあるが、言葉の暴力は肉体的暴力よりひどい場合もあるので、ジダンがバカだとばかりは言えない。
→つまり、サッカーとは清々しいスポーツではなく、一種の戦争ではないのか?そこにお国柄が繁栄してくると思う。だから騒動も多い。スポーツの形を借りた戦争は止めろ!(ま、直に核戦争に行かずにスポーツでガス抜きをしてる面があるのは否定しませんが)


最後…ここが一番、今日の言いたいことなのですが。
頭突きで一発退場ってことは、暴力行為にあたるってことなんだよね?(ルール上、暴力行為の定義がどうなってるのかは知らない)
でも、暴力行為って、即…喧嘩ではないのですか?ジダンさあ…牛じゃないんだから、喧嘩に頭突きってどうなの?ビンタかました過去もあるようだけど、こんな大事な試合でこんなことやっちまうんならば、なんで拳で「ガツンッ!」って殴らないの?喧嘩だろ?頭突きやってるとこに、相手が下から蹴上げてきたらどうすんだよ?

…あ、それじゃあ世間の共感を得られないかぁ…(笑)同情の余地なく非難ゴウゴウ…いや、逮捕?
どうも、武術(道ではない)やってる悪い癖で、筆者の思考はこういうおかしな方向へ行ってしまうのです。しかし、有終の美を飾るって難しいですねェ…ジダン、まだ若いんだから空手家にでも転向しないかな?長島一茂も本当は球技が苦手で空手家志望だったのに、家の生業(?)のせいで、いったんは野球の世界に入り、後年、空手の世界に転向している。

ヨーロッパでも空手は盛んだし、何よりも、武道は年を取れば取るほど強くならなければ、ってスタンスだから、30代で年寄りになってしまうスポーツの世界とは違って、ずっと現役で楽しめますよう。剣道とか居合道とか杖道とか、得物を使う種目でしたら、フランスの剣道連盟ではレニエ氏とブレズ氏が頑張っております。(宣伝)
なんたって、サッカー選手って喧嘩の時まで手を使わないの?っておかしくなってしまい…
はて、本当は何を書きたかったんだか…???

tao

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