楽しい映画のちがう見方・その1

10 September, 2010

前からデータプロジェクターが欲しかったのだが、何ヶ月かに一回の講演で、相手方の体制がどうなっているのかも分からない状態で買う気もせず、ズルズルと引き伸ばしていた。
独りで講演出張となると、プロジェクター+スクリーン+ノートパソコンでは、結構な荷物になる。

こういう物は、買うのを伸ばせば伸ばすほど、安くて性能がよくなるのは周知の事実だが、そんなことを言っていると、結局は人の後を追っかけるだけになってしまう。使いたい時にサッと買えばいいことだと思う。
そんな訳で、今度の通信講座のオフ会で使いたい感じになったので、思い切って購入してみた。
思い切って、と言っても、DLPプロジェクター(XGA)+モバイルスクリーン(60インチ)で6万円程度。安くなったものだ。

これを自宅で試写してみたら、なかなかのすぐれモノで、欲が出てきて映画DVDを映してみた。
私は地デジ&ハイビジョンの強制移行には素知らぬ顔をしているほう。
そもそも、地デジに移行しても、現行番組が余りにくだらなくて、何ヶ月に一回しかテレビをつけない状態なので、何らメリットを感じられない。テレビは、映画を見る時しかスイッチを入れない状態だ。

この問題は置いておくとして、DLPプロジェクターだとランプ寿命があるので、どっちみちガンガン映しっぱなしには出来ない。でも、大事にしまっておくようなものでもないので、映画を見るのに適していれば、大いに使いたい。

試しにDVDプレーヤーを接続してみたら、新しい映画はなかなかクッキリと映るが、少し前の映画だと、どうしても映像のアラさが気になってしまう。このスクリーンサイズだと、仕方がないだろう。
ブルーレイプレーヤーだとDVDのアップコンバート機能もあるというので、試しにチャレンジしてみるかと、パイオニアの再生専用機を購入して、HDMIで接続してみた。
私はあんまり、あれも出来ますこれも出来ますという機器は信用しなくて、なるべく単機能の性能の高い、安定した機器が好きだ。いろんなことをするのはパソコンに任せる。家電に多機能を要求しても、それだけ故障の率が上がるし、いったん故障したら自分ではどうにもならなくて面倒だ。
パイオニアは、DVD再生専用機をDVDを使い出した初期から使っていて、いまだに不自由を感じておらず元気に稼動しているので、ブルーレイでもパイオニアの再生専用機を選んだ。

再生機を買っても、メディアを入手しないと、話にならない。
そこで、何枚かを試しに買ってみた。
新しい映画=天使と悪魔
古めの映画=夢のチョコレート工場
ドキュメンタリー=プラネットアースのインポート版5枚組

「天使と悪魔」のほうは、映像にうるさいお歴々の意見が幾らでも読めると思うので、今さら触れない。

問題は、71年製作の「夢のチョコレート工場」

DVDの映像でも、そんなに不満を感じないレベルだったのだが、ブルーレイではかなり映像が鮮明になっていたので、苦言を呈する気はない。ただ、DVDプレーヤーを接続していた時よりも、何故か音量がかなり小さい。プロジェクターに内蔵のおまけスピーカーだから仕方がないが、これに関しては、また情報を集めなければ。

メディアのほうは、ブルーレイ版では吹き替え版も収録され、更に特典映像もあったので、DVD版を既に所有している私にとっても、再度買って損したという気持はなかった。

大画面で見る際には、迷わずブルーレイ版を購入したほうが得だろう。
たぶん、ブラウン管で見る場合でも、ブルーレイプレーヤー+ブルーレイメディアのほうがいいのではないかと思うが、なにせ、ブルーレイどころか、DVDでさえも発売されていない名画は多いので、手に入るメディアによって、映像機器を選んでいくのが賢い方法だろう。
今回は映像メディアの優劣を伝えるのが目的ではないのだが、「夢のチョコレート工場」を見比べてみたので、少しだけ触れてみた。

続きはその2(↓ Next item)で。

tao

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