いまどきクジラ料理店開店!?

25 February, 2010

赤坂にクジラ料理がメーンの居酒屋「まごの邸」−捕鯨問題で関心高まる
自慢のクジラ料理は全24種類。写真は「本皮と上赤身の刺身」(1,080円)
クジラ料理をメーンで提供する「まごの邸」(港区赤坂3、TEL 03-3584-2818)が2月17日、本格オープンした。

店舗面積45坪、座数68席の同店は昨年11月に赤坂に店舗を構えたが、赤坂の客の嗜好(しこう)を探るためにテストマーケティングを行ってきた。約3カ月の運営後、グランドメニューを確定し、本格オープンを迎えた。

同店を経営する三信商事(新宿区)は、クジラ料理が名物のダイニング「茜どき」(新宿区)を3年前にオープン。その間、質の高い鯨肉の仕入れ先を確保し、クジラ料理のノウハウを十分に得たことから、赤坂への出店を決めたという。「赤坂という都心の真ん中にありながら、リーズナブルな値段で高いクオリティの鯨肉を提供できるのは、自分たち以外にはいない」と同社専務の方山成洙さん。

「わたしは給食にクジラ料理が出てきた最後の世代。今は、クジラを食べたことがない若者も多い。日本古来の伝統食が消えることは、その素晴らしい味を知っているだけに残念。若い人にこそ、安くて質のいい鯨肉を食べて、クジラがおいしいことに驚いてもらいたい」と片山さん。「クジラの肉は、牛肉や豚肉に比べて低カロリー、低コレステロール。その上タンパク質が豊富で女性にも喜んでもらえるはず」とも。

クジラメニューは刺身(780円〜)、くじらの竜田揚げ(720円)、くじらカツ(1,080円)、くじらの鉄板焼きステーキ(1,180円)、さらしくじら(480円)、くじらスジの煮込み(480円)、さえずり(720円)、クジラのはりはり鍋(1人前、1,980円)など。すべて新鮮なミンククジラを使用している。

「まさに今、捕鯨問題などがニュースで取り上げられ関心が高まっていることを感じる。飲みながら捕鯨について議論するお客さんも増えた。ぜひ鯨肉を食べながら、語り合ってもらえれば」(方山さん)

赤坂経済新聞(2010年02月25日)

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私は福岡出身なので、クジラは馴染みが深いです。
子供の頃は、豚肉が高いので、クジラで代用カツというのが定番でした。給食にもよく出てました。

でも、クジラにも肉によってランクが沢山あり、クジラ屋さんではランク別に、クジラ肉の塊がいろいろ置いてありました。

そう…福岡には、肉屋(牛、豚)、カシワ屋(鶏)、魚屋と同等に、クジラ屋があったのです。
今考えると、懐かしいですねー。

でも、いまどき、クジラ料理店なんて、大丈夫なんでしょうか?また「日本はクジラなんか食べて野蛮だー」とかイジメに遭ったりしない?クジラとイルカって、大きさが違うだけでおんなじなんだし。

それと、クジラは単に肉と言っても、部位とランクによってえらく味が違うので、カツならカツとして単一料金だけ提示されても、私は全然食欲湧きませんが…いいクジラ肉の刺身は絶品ですが、安物では火を通しても硬いだけ。
尾の身のいいのは牛肉そこのけの美味しさなんだけど、値段もびっくりしますからねー。凍ったままのやつを刺身で食べるのが最高です。グニャ…となったクジラを食べるのは、通じゃないですー。

普通に食べるには、ベーコン(皮)ぐらいなら、そんなに味の差がないかな。
塩クジラも、料理のしかたで工夫ができるので、まあまあかなあ。

あと、クジラは内臓が特に美味ですね。マメとか百ひろとかメニューに挙げてないけど、専門店としてはどうなんだろう?…オバイケはあんまり美味しくないと思います。

クジラも、保護されてからけっこう経つので数が増え、最近は船とクジラの衝突事故も多くなってるそうです。

そうだ、吉村昭の「鯨の絵巻」、読み応えがあったなあ・・・また読もう。

tao

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