PCと秋葉原

10 June, 2008

毎度のことながら、いろんなことを書いていると話題が飛びまくるので、先日いったんカットした続きを。

決して、朝八時に「今から寝るんですぅ〜」なんてことを言って、夜更かし自慢したかったわけではない。徹夜なら、二日貫徹、三日貫徹とか、半ば遊びで幾らでもやっていたので、何かに夢中になっている時には幾らでもできる。
しかしあの頃は、徹夜の内容が縫い物だったので出来たのかな〜という認識に至っているのだが、いちおうその話は置いておく。

今の仕事…つまり、いちおう文章を書くのに集中する、ということだと、使うコンピュータに関しては一家言がある。

私はけっこう、音に神経質だ。文章書く人だと、だいたいそうではないかと思うが、深夜の深い締まった静寂が大好きだ。昼間は何かとザワザワしていて、夜とは全く気配が違うので文章書きには向かない。
その為、体に良くないとわかっていても、つい夜中に起きていることが多いのだが、夜中に起きていることを有効に生かすには、少しばかり工夫が要る。


一つは照明。
私は家に居ても、掃除や探し物をする時ぐらいしか、普通の天井照明をつけない。その時によって、幾つかの間接照明を使い分ける。
誰かさんには「ラブホテルみたい」と言われてしまったが、別にラブホテルでなくとも、間接照明って当たり前だと思うのだが。
部屋全体をひっくり返して整理する時などには、煌々とした天井照明が必要だが、食事したり映画を見たり、本を読んだり細かい仕事をしたりの時には、幾つかの照明を組み合わせて使う。
天井照明を使うと、全体がのっぺりした感じになってしまい、どうも何かに集中するにはよろしくないのだ。
うちは水槽が幾つもあるので、それだけでかなりの間接照明になり、天井照明はないほうが、インテリアとしての水槽が引き立つ、という事情も手伝っているのだが。


もう一つ重要なのは、パソコンの冷却システム。
あまりパソコンに関心のない人、ノートパソコンを中心に使っている人は実感がないと思うが、パソコンとは熱と騒音との戦いである。
私はパソコンでけっこう重い仕事をするので、ハイパワーなパソコンを何題も所有している。メインはIBMのワークステーションだが、リビング用と各種専門用途に、自作機を4台ほど使っている。もちろん、ノートPCも何台かあるので、だいたい10台前後のパソコンを用途に応じて使っている。

そんなにパソコン並べてどうするのか?と言う人もいるが、映画が好きだしスポーツ関係の動画を編集したりも大いにやるので、同時に3〜4台ほどをリッピングとDVD焼きに使ったり、どれもそれなりに使用する。

しかし、どこの製品を買ってみても、やはり自作機が一番である。自作機は組む時は高くつくが、パーツを取り替えたり流用したりしつつ長く使えるし、最近は情報も多く至れり尽くせりなので、組むのにも何のことはない。しょっちゅう、パーツを入れ替えたり、好きなデザインのケースがあるとそっくり載せ換えたりして、楽しんでいる。

ここまではいいのだが、夜中に集中して文章を書くとなると、少し事情が違ってくる。
夜中は静かだし、その静かさを利用して自分の世界に浸って書き物をする以上、使用するパソコンに大いに左右される。
(以下、パソコンの構成にあまり関心のない人は、ナナメに読み流して欲しい。)

パソコンというのは熱と騒音との戦いだと書いたが、最近のCore 2 Duoの登場で、熱と騒音からはずいぶん解放された。少し前までは灼熱のPrescottだったので、かなりの落差である。

熱と騒音がセットなのは、CPU(パソコンのエンジン部分)から出る高熱を早く外部に排出しないと、CPUが自ら出す熱で焼け焦げてしまうからである。
熱を外部に排出させる為には、CPUに熱伝導率の高い純銅のプレートなどを密着させ、すぐその上に小型のファンを乗っけて熱を追い出す。(従って、室温以下には熱は下がらない)

最近のCPUは、熱が一定以上になると自動的に止まってしまうが、前はそのまま暴走したので、焼きCPUを作る人がしばしば居た。「焼き鳥作っちゃったよー」というのは、AMD社から出ているAthlon(アスロン)というCPUの開発コードが「Thunderbird(雷鳥)」だったからである。

という、ゴタクはさておき、夜中に落ち着いてパソコンで文章を書くには、CPUファンがゴーゴー唸るパソコンを稼動させていると、思いのほかイラつくものだ。これは、「静音PC」と聞いて意味が分かる人なら、すぐに納得して貰えるだろう。

パソコンにはファンが幾つも内臓されている。CPUファン、電源ファン、ケースファンが1〜3個程度、GPUファン(GPU=画像処理のグラフィックボード)、チップセットファン、HDDファンなど…。
この中で最も強烈なのが、やはりエンジン部分を冷やすCPUファンだ。CPUが熱暴走で止まってしまったら、お手上げである。

そこで、このCPUを冷やすのに、車のラジエーターと同じ理屈で、液体で熱を外に追い出してしまおう、という考えで、水冷式CPUクーラーが登場した。
長時間駆動を前提としたサーバでは前からあったようだが、一般のパソコンユーザーが初めてこの水冷式(というか液冷式)CPUクーラーを使う機会を手にしたのは、日立のノートPC「FLORA 270Wサイレントモデル」(2002年7月17日発表)である。

ふつつかながら、不詳ワタクシメも一台所有している。買ってからもう5年余りになるが、メインマシンで居たのは2年以上。Pentium 4 2,2Ghzなのであまり重い仕事はさせなくなったが、サードに落ちてからも何の不具合もなく稼動しており、愛機のコレクション殿堂入りしている。
一度、キーボードにビールを飲ませてしまい、メインボード一式取替えの為、大枚の修理費がかかったが、可能な限り長生きさせる積り。

一度、この水冷機を使ってしまうと、どんなに静音マシンというやつを使ってみても、ファンを使ってあるものと使ってないのでは、静かさの次元が違う。
そんなこんなで、今度はNECの水冷マシンを二度買ったが…でかいタワーマシンとなると、つい中をいじりたくなってしまい、いろんな仕事をさせてしまうせいか問題発生で、今残っているのはピアノブラックのAthlon 64マシン一台のみ。

もちろんずっと前に、自作機にも水冷システムを組み込んでみようとしたが、時期尚早だったのか、ポン付けできる水冷システムがなく、自分で細かい部品を組み立てるものばかり。やってはみたのだが…どうもうまくいかない。

何が苦手かと言うと、細いパイプの中の空気を抜くのが、どうしてもダメなのだ。自慢じゃないが、水槽用の浄化装置エーハイムを組み立てるのに、エッチラオッチラのレベル。
水槽ならばまだ、水槽よりもパイプの口が下にないと空気が抜けない、というのは分かるし、水量も多いのだが…水冷式CPUクーラーでは苦労しました(笑)。いったん組みあがっても自作の水冷は完全閉鎖系ではないので、筐体を横に寝かせていじるのが心配でたまらない。それで、メーカーで組みあがった水冷式に走り、現在に至っている次第。

昨今は、すでに組みあがってポン付けできる水冷式クーラーも出ているようだし、電源内にラジエーターが納まるものもあるようだが、使い勝手は如何なものか…
いやあ…パソコンにもいろいろと苦労しますが、あれこれいじって解決するのも楽しみの一つだし、組んだマシンそれぞれの癖も分かっているし、やはり自作機が最高です。
今度はうちの愛機を紹介しましょうか。



秋葉原
しかし、自作カーならよく知っている秋葉原で、先日すごい事件が起きました。
私は型番を調べたりがめんどくさいので、ほとんどが通販ですが、それでもたまに行きます。初めて秋葉原に行ったのはもうだいぶ昔の、まだ無線街だった頃。パソコンを使うのが比較的遅かったので、電脳街になってから足を踏み入れた時期も遅いのですが、現在のように有名になってしまうと魅力も半減。
だいたい、大通りに一般家電店が並んでるって時点で、なんか違う…。
萌え系が多くなった時点で、もっと違う…。

人が集まる場所といえば秋葉原…?
なんでこうなっちゃったんだろう…?

実は、私が興味があるのは、秋葉原と神田明神の関係。
先日の通り魔事件も、何かそこの線に見えない糸がつながっているのではないかと勝手に推測して、少し調べてみようかと思っているのだが…。
将門関係の因縁…何かにつけて根が深いような気がします。

tao

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