ロンドンオリンピックに溢れる色彩

02 August, 2012

近年、どうもオリンピック見ても商業的になり過ぎたり八百長疑惑があったり、それ以前に、オリンピック招致の為の利害関係のドロドロを想像すると、素直に楽しめなくなってきている。

それでも今回は、酷暑の時期にあたり、家に居る時間が多くなっているので、いちおうテレビをつけてはいる。ちなみにうちのテレビは地デジ対応が寝室の一台だけで、リビングのテレビは15インチのブラウン管で、デジアナ変換でやっと映っているというお粗末環境(笑)。
もっと大きなブラウン管があったのだが、もともとテレビをほとんど見ない為、震災以降、模様替えをして処分してしまった。映画はだいたいプロジェクターで見るので、テレビの出番は非常に少ない。
だいたい、仕事で四六時中、液晶の画面を見ているので、たまにブラウン管の画面を見るとホッとする。

そんな劣悪環境ではあるが、いろんな競技を見ていると、なんだか画面がやたらにカラフルな気がする。

特に体操…
会場が一面にピンクとマジェンタって…こんな競技場って今までありましたかねえ?
私が好きなのは格闘技系と陸上競技と冬季のフィギュアスケートなので、あんまり人工的な色彩が溢れていないせいか、こんなに色が気になったことはないのだが。
スケートリンクなんて、リンクはどうやったって真っ白なので、カラフルな色を少々使ったって、綺麗だなーと思うぐらいのものだ。
環境学に関心のある皆さんなら、色には性格があり、それが人に影響を与えることは当然、ご承知のことと思うが、この体操競技場の色は如何なものだろうか。

ピンクの色はというと…暖色の中間色なので、優しさ、愛、保護、思いやり、リラックス、甘え…なんか良さそうな言葉が並んでいるが、「その色の性格」と「その色を好む人の性格」は少し違うと思う。

床も体操器具も備品も観客席も、ピンク、赤紫、オレンジ、赤に埋め尽くされていて、果たしてこれはシビアな競技に挑む環境としてはどうなのか、という気がする。

そこにもってきて、選手のユニフォームも赤系だったりすると、集中力の持続という面では、果たしてどうなのだろうか?という気がしてくる。
赤い色の服を着ると体温が上がるのは事実なので、ユニフォームを赤系にして体力、気力を奮い立たせるのは分かるのだが、環境までこんなに暖色で埋め尽くすのは、果たしてどうなのだろうか?
そもそも、赤とピンクでは性格が違うし…ずーっと会場に居てピンク系の色に包まれていると、力が入らなくなる人が居ても決して不思議ではないと思う。

ここまで上がってくるのは、メンタル面でも鍛えあげている選手の面々だとは思うが、テレビで見ているだけで、目がチカチカして色が気になってくる。中には目の弱い人だって居るだろうし、なんか余計な負担を与える結果にしかなっていないのでは?という気もする。

それにしても、ユニフォームは赤系が圧倒的に多いけど、ピンク系の会場に赤のユニフォームって映えないよな…と思いつつ、イギリスチームが出てきたのを見たら…
男子がすっきりシンプルなスカイブルー一色、女子がロイヤルブルー一色にラインストーンって…おい、なんか分かっててやってるんじゃないの?ずる〜〜い(笑)

高温注意情報が出て、熱中症が心配されるこの時期です。ホットホットな体操をしばらく見たら、ブルー一色の水泳競技に切り替えて少しクールダウンしましょう。

tao

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