大災害に直面しての、トップの能力

28 March, 2011

確か2007年ごろからだと思うが、私の通信講座では、受講申し込みの時に、能力適性診断というのを行っている。これは運命鑑定をアレンジして、個人の能力の方向がどちらに向いているか、ということに的を絞ったものだ。
下手すると差別になってしまう可能性もあって危険な側面もあるのだが、そこはそれ、こういうものはけっこう興味も惹くし、自分なりにプロ鑑定士としてのノウハウもある。勉強をしたり各人が生き方を考える一端にもなろうかと思い、続けている。

みんなけっこう能力には偏りがあるので、「何で自分は人と違うのだろう、なんで人の出来ることが自分には出来ないのだろう」と悩むことも多いと思うのだが、能力の方向性というのは個人個人で全部違う。
最初からそんなものだと割り切ってしまえば、能力にムラがあっても得意な面を生かし、努力しても実らない部分は、無理に努力する必要もないと思うのだ。

そこで気になるのは、大震災当日からの推移を見ていて、首相の言動、そして顔色。
このところ言われているのは
枝野 寝ろ
石原 黙れ
菅 起きろ

笑ってしまったが、確かにテレビを見ていると、そういう風に思えてくるのは致し方ない。
特に一国の首相である菅氏なんて、あの会見を見ていると、この国はどうなっちゃうんだろう…と不安をかきたてられるだけで、何のメリットもない。もうマスコミなんて全然菅氏の会見に対してコメントもしないし、扱いのそっけないこと。。。

そこでお節介を承知の上で、気になるこの3人の能力診断をしてみた。
運勢とか性格などの話ではなく、能力の方向性がどちらに向いているのかという話だ。ただし、誕生時間が分からないので少し確率は落ちるが、そんなに大外れはないと思う。


菅 直人 1946年 10月 10日
極端な偏向型。思いつきとひらめきには並々ならぬものがあり、表現力と実行力がずば抜けている。しかし、それの裏付けとなる基礎的なものが伴っていない。論戦で相手をねじ伏せる学者に多いタイプだ。
何よりも致命的なのは、管理能力と統率力が著しく低い。下地のない人にやたらに統率力を発揮されても仕方がないのだが、管理能力というのは非常に大切だ。仕事人としては、管理能力が高いだけでやってゆける職種もあるのだが、政治家としては管理能力がないのは如何なものか。
結局、野党でいたほうが、才能を発揮できたのかもしれない。或いはごく専門的な分野のスペシャリストをめざすほうが良いような気がする。おまけに日干が丁なので繊細すぎて、こんな大きなプレッシャーに耐えるのは大変だろう。鑑定する前に、甲ならいいのにな…と淡い期待を持ったが、案の定まるっきり違った。自分の能力を超えたプレッシャーが極端な言動に走らせてしまうので、はた迷惑な場面も多くなるのではないだろうか。
首相の器でないと言うよりも、全く違うタイプと言うしかない。華やかな立場に強い憧れを持ちやすいが、そのことが、両刃の剣という結果にならなければ良いのだが…


枝野 幸男 1964年 5月 31日
典型的なバランス型。いろんな能力が拮抗していて、安定感がある。大きな取りこぼしもなく常に一定の力を発揮できるものの、特別に際立った才能があるわけでもないので、あんまり面白味もなく特徴もなく、無難な感じ。がむしゃらな行動は取らない。
強いて言えば、創造力が高いので、こんなにいろんなものを背負って立つような非常事態ではなく、平時にゆっくりと、自分の興味の赴くままに新しいことに冒険してみると、また違う展望が開けるきっかけになるかもしれない。
日干が庚なので、悠然と構えているようには見えても、内面は意外に激しくて直観力も鋭い。名より実を取るタイプなので、ついて行って損はないだろう。


石原 慎太郎 1932年 9月 30日
けっこう偏重型だが、菅直人氏と全く反対のタイプ。表現が下手でやや行動は遅いが、意外によく考えて、着実で現実的な行動を取るほう。
筆者はこの鑑定をやりだした時点から、今回のリーダーには日干が甲の人がいいな、と思っていたのだが、石原氏が甲午だった。それだけで太鼓判、という訳にはいかないのだが、日干の性格としては向いている。自信過剰で人の思惑を気にしないが、そのぶん堅実路線に添って、目の前の些事に左右されずに基本方針を貫くことが出来るので、有事の際には向いている。毒舌というよりは口下手。単にあまり気にしてないだけで全く悪気はなく、むしろ、非常に正義感が強くて揺るぎがない。見えないところでしっかりと根を下ろして力を蓄えており、少々のことでは動じない。粗末な衣服をまとった質実剛健な王のイメージだ。
ちょっと面白いのは、意外に商売上手なので、外国との駆け引きをするとなると、超現実的な傾向が出てくるかもしれない。心配なのは、中身がしっかりしてても行動が遅いので、時機を失しないように注意しなければならないことか。


※石原氏は五木寛之氏と生年月日が同じだ。生年月日の同じ人なんて幾らでも居るので、誕生時間の違いもさることながら、生まれた土地、先祖関係などによって大きく左右されるのだろう。しかし共通点もあって、この二人の生きかたは、なかなか興味深いテーマだ。

以上、お遊びながら、何か参考になるといいな、と思って書かせて頂きました。

tao

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